食と音楽と

良い食事と良い音楽は人を幸せにするって本当かしら? 46歳でADHDと判明後解雇され無職となった今を綴る

コロナ禍を見て 食品衛生の観点から

昨日、久しぶりに新規ラーメン屋を発掘。

最寄り駅は埼玉県と東京都との境界に近いH駅。

今は食べログ等で評価が蓄積しており、参考にすれば余程のハズレの店舗に行くことは無くなった。

その店は鶏出汁を売りにしているラーメン店で、透き通った濃口醤油のルックスが実に美味しそうでチョイス。

 

入店し、食券機で精算し、着席。

 

すると店主らしき従業員に「済ませられましたでしょうか?」と聞かれる。

何を言っているのか訳がわからず「え、何が?」と聞くと「アルコール消毒ですが」

 

箸を使って飲食するのになんで消毒なの?と毎度思うのだが、これはさておき。

このアルコール消毒、実に可笑しな儀式で、飲食に少しでも携わったことがあれば、今、巷で使用されているアルコール消毒液の使い方がおかしいと感じているはずだ。

 

アルコール殺菌は、「手指を石けんで洗浄後、水道水で濯ぎ、手をペーパータオルで拭いて”水気を取り除いた後に”、適量噴霧し、風乾する」と習っているはずだ。この通り使用しないと、アルコール殺菌の効果が期待できない。

 

特に、水気を除くことでアルコールの濃度が保たれ、風乾時の作用により初めて殺菌効果が現れるとされている。

実のところ、アルコールの微生物に対する殺菌機序は科学的に明らかとなっていないが、殺菌効果のあるアルコール濃度は75〜80%程度であることが証明されている。

 

行政の指導もそうだが、明らかに気休め程度としかならないアルコール消毒を勧めるのは、単に衛生機材メーカーへの儲けにしかならないのだよなー、とこの可笑しな儀式であると思うのである。

 

そんなにコロナが怖ければ、お手洗いにも手指洗浄器具とペーパータオル、アルコールの3点セットで常設して欲しいものである。